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メモリアル

入賞した作品THE STORY WHICH WON

お母さん大好き

コンテスト:第125回時空モノガタリ文学賞【優しさ】

カテゴリ: 登録日:17/01/04

入賞時空モノガタリ文学賞 【 優しさ 】 入賞作品

 ぎゃあ……おぎゃあ……ぎゃあ……ぎゃあ……  マア、なんて可愛い私の坊や。  産毛みたいな髪の毛が、抱っこしたら鼻をくすぐって仕方がなかった。 「こんにちは赤ちゃん。私がお母さんよ」  アノ時アナタに向けたお母さんの愛はトッテモ深いものだったのよ。  眠る時間がグンと少なくなっても、坊やがヒトツ咳をしただけで、其の晩は寝ずに過ごしたものよ。  チョット頭が熱いものなら、眠って仕舞...... 続きを読む

年末ジャンボ宝くじ

コンテスト:第125回時空モノガタリ文学賞【優しさ】

カテゴリ: 登録日:17/01/08

入賞時空モノガタリ文学賞 【 優しさ 】 入賞作品

今年も残すところあと8時間。妻は「身を清める」と言ってシャワーに入った。「年末ジャンボ宝くじに当選する為の儀式」らしい。珍しく宝くじを買った妻だが、凄まじい意気込みを感じる。何しろ【数多くの当選者を輩出したという宝くじ専門の神社】にまでわざわざ出かけて買ったのだ。 「当たったらどうしようかな」 ドライヤーで髪を乾かしながら、妻が無邪気に言ってきた。 うーん。どうしよう…。 「まずは...... 続きを読む

見る目のない私たちの強かな未来

コンテスト:第125回時空モノガタリ文学賞【優しさ】

カテゴリ: 登録日:17/01/14

入賞時空モノガタリ文学賞 【 優しさ 】 入賞作品

 香帆のブレスレットがグラスに触れて澄んだ音をたてた。私と律子の視線が余韻を追って香帆の手首に注がれる。彼女がわざとグラスに当てたであろうことは、「あっ、ごめん」と言いながらまるで悪びれず、むしろ見せびらかすように手首を上げたことで察せられた。 「わあキレイ! 香帆、それ新しいやつ?」  律子が声のトーンを上げて訊いた。そうやって香帆の欲しい言葉をすぐに放れる律子はすごい。私が喉元でごろごろ転...... 続きを読む

優しさの復讐

コンテスト:第125回時空モノガタリ文学賞【優しさ】

カテゴリ: 登録日:17/01/16

入賞時空モノガタリ文学賞 【 優しさ 】 入賞作品

『  ぼくのお母さん    二年二くみ 木山なおき  ぼくのお母さんはかえでという名前です。いつもニコニコしていて、ぼくのすきなりょう理を作ってくれます。ぼくがすきなことをさせてくれます。  ぼくを生んでくれたお母さんは三年前にしんでしまいました。ぼくはかなしくて、さびしくて、何どもなきました。でも、今はかえでお母さんがいるのでさびしくありません。  ぼくは何でもしてくれるやさしいかえでお母...... 続きを読む

資産家と後妻さん

コンテスト:第125回時空モノガタリ文学賞【優しさ】

カテゴリ: 登録日:16/12/30

入賞時空モノガタリ文学賞 【 優しさ 】 入賞作品

 木造平屋、畳張りのこじんまりした広間。派手さはないが、木の温もりを感じられる落ち着いた空間だ。  部屋の中心に置かれた長机の周りには数人の老人たちが集い、おしゃべりに興じている。一見何の変哲もない至って普通の老人たちだが、彼らは全員が一代で財を成した超一流の経営者、そして資産家なのである。現役時代は激しい火花を散らし、自らの会社の利益のため騙しあいを繰り広げていた彼らも今やすっかり優しい目をし...... 続きを読む

カエ男

コンテスト:第125回時空モノガタリ文学賞【優しさ】

カテゴリ: 登録日:16/12/19

入賞時空モノガタリ文学賞 【 優しさ 】 入賞作品

 ある町内に、ある老人が住んでいた。  彼は近くの川の護岸工事に反対していて、しかし強硬に反対活動をするでもないので、自治体からは少々煙たい変わりものに見られていた。  昼間から時折、道路の側溝に手を突っ込み、泥水の中をさらうような動作をしてニヤニヤしているので、どこかおかしいのではないかと思われていた。  しかしどういうわけか彼には友人が多く、老人はいつも楽しそうにしていた。 ■ ...... 続きを読む

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