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メモリアル

入賞した作品THE STORY WHICH WON

教訓

コンテスト:第130回 時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】

カテゴリ: 登録日:17/03/15

入賞時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】入賞作品

拝啓 突然の手紙をお許しください。 あなたが近く内田鮎雄さんと結婚すると偶然耳にし、大変驚き、また困惑し、いてもたってもいられず筆をとりました。 アユオさんはあなたに私という存在のことをどれだけ話していたのでしょう。 あなたに「略奪」という自覚がどれほどあったのでしょう。 正直、私には知る由もありません。 単刀直入にお聞きします。 あなたはアユオさんに子供のある未来を提示し...... 続きを読む

A Whole New World

コンテスト:第130回 時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】

カテゴリ: 登録日:17/03/18

入賞時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】入賞作品

「おれのは失敗やったなあ」 「なにがですか」  先輩が応じるまでもなく、家保さんは話しはじめた。注がれだばかりのビールのグラスにまだ水滴はついていない。 「結婚や、ケッコン」 『よし来』の店内は客の多い割に静かで、間接照明に照らされた打ち放しのコンクリート壁も落ち着いた雰囲気を醸し出している。煮しめたような杉の一枚板の上にグラスが三つ。突き出しはオクラと豆腐の和え物だ。ぼくがここにやってく...... 続きを読む

失敗メガネ

コンテスト:第130回 時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】

カテゴリ: 登録日:17/03/26

入賞時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】入賞作品

僕はある日、友人から不思議なメガネを貰った。 「このメガネ、お前にやるよ。このメガネは不思議なメガネでさ、かけるとこの先の未来が見える代物なんだ」 友人がくれたメガネは未来が見えるメガネ。未来といっても失敗する未来だけが見える不思議なメガネだった。 失敗する未来を事前に確認することで、失敗しない未来に向かうことができる。まさに夢のような道具を僕は手に入れた。 ただこんな夢のような話、簡単に...... 続きを読む

失敗

コンテスト:第130回 時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】

カテゴリ: 登録日:17/02/27

入賞時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】入賞作品

 まともに生きることに失敗。  やけになって人を殺そうとして失敗。  自分を殺そうとして失敗。  もういちど懸命に生きようとして、大失敗。 「まったく何て人生だ。やることなすこと全て失敗に終わるんだからな!」  私はどうでもよくなって、銀行から全財産を下ろしてナンバーくじを買う。  もちろん、すべてはずれだった。  無一文になった私は、公園でホームレスを始めることにする。  とこ...... 続きを読む

その怪獣

コンテスト:第130回 時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】

カテゴリ: 登録日:17/03/05

入賞時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】入賞作品

 その怪獣には、二種類の能力があった。  ひとつは口から吐き出す破壊光線によって文字通り、地上のあらゆるものを破壊することができるのと、あとひとつは、あてると何もないところから生命を育むことのできる生成光線だった。  最初のうち怪獣は、まず破壊光線で地上のごつごつしたところ、あるいはいびつに捻じ曲がったところなどを形も何ものこらないまでに破壊しつくし、そのあとに百花繚乱の花々を育てあげた。ひと...... 続きを読む

ミサイルマンの憂鬱

コンテスト:第130回 時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】

カテゴリ: 登録日:17/03/07

入賞時空モノガタリ文学賞 【 失敗 】入賞作品

 自分が「ミサイルマン」と呼ばれている事を男が知ったのは扉が閉まる間際に白衣の男達が話していた雑談が聞こえたからだった。もっとも自分がなんと呼ばれようと、外出が一切禁止されていようとこの生活に男が不満を持つ事はなかった。  男の朝は八時のアラームで始まる。朝食をとり、歯を磨き、顔を洗い、メディカルチェックを受け、九時ちょうどに扉一枚隔てた職場へ入る。  真っ白な六畳程の部屋には中央にモニターと...... 続きを読む

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